けいこく

けいこく
I
けいこく【傾国】
〔漢書(外戚伝)「一顧傾人城, 再顧傾人国」〕
(1)王がその色香に迷い国を滅ぼすほどの美女。

「傾城~の乱今に有りぬと覚えて/太平記 1」

(2)遊女。 また, 遊里。

「語れども尽きぬは~の噂/浮世草子・好色万金丹」

II
けいこく【啓告】
もうしあげること。 上申。
III
けいこく【渓谷・谿谷】
深くて急峻な側壁をもった谷。 小谷。 たにま。
IV
けいこく【熒惑】
〔「こく」は漢音〕
(1)まどわすこと。
(2)「熒惑星(ケイコクセイ)」の略。

「~月に入る/日本書紀(天武下訓)」

V
けいこく【経国】
国家を経営すること。 国を治めること。

「~の事業」

VI
けいこく【警告】
(1)不都合な事態にならないように前もって注意を与えておくこと。 また, その注意。

「~を発する」「立て札で~する」

(2)柔道で, 選手が禁止事項を犯したとき, 審判員から受ける宣告の一。 禁止事項を犯した度合が, さらに犯せば反則負けとなるとき, または二回目の「注意」を受けたとき宣告される。 相手に技有りを取られたのと同じになる。
VII
けいこく【頃刻】
しばらくの時間。 わずかの間。 きょうこく。

「~にして霽(ハ)れなん/不二の高根(麗水)」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

Игры ⚽ Поможем решить контрольную работу

Share the article and excerpts

Direct link
Do a right-click on the link above
and select “Copy Link”